- 2023/04/20 掲載
米アボット第1四半期実質利益は予想超え、一般医療行為復活が追い風
糖尿病治療機器の販売が好調だった上に、新型コロナウイルスのパンデミックで止まっていた緊急性の低い医療行為の復活に伴う他の機器需要改善が追い風になった。
最も事業規模が大きい医療機器部門の売上高は8.5%増の39億ドルだった。アナリスト予想は37億7000万ドル。
通期の調整後1株利益見通しは4.30─4.50ドルに維持。新型コロナウイルスの検査関連の売上高見通しが切り下がったが、それ以外の医療機器部門を含む中核的事業の成長を期待していることが示唆された。
ただサード・ブリッジのアナリスト、ジョージ・コングドン氏は、米国の医療施設には人手不足問題が広がっており、医療行為が完全に元通りになるにはなお数年かかる可能性があるので、アボットの先行きについても過度に楽観するべきでないとくぎを刺した。
PR
PR
PR