- 2023/04/20 掲載
インバウンド関連銘柄が堅調、訪日客の回復受け
高島屋が2.7%高、松屋が2.8%高、三越伊勢丹ホールディングスが1.7%高、J.フロント リテイリングが1.9%高と、それぞれ堅調。共立メンテナンスや藤田観光もしっかりで推移している。
日本政府は中国からの渡航者に対する新型コロナの水際対策を4月5日から緩和しており、市場では「今後は中国からの入国者増加にけん引されてインバウンド需要の回復が続くとみられ、関連銘柄にとっては追い風」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれる。
日本政府観光局(JNTO)が19日発表した3月の訪日外国人客数は181万7500人(推計)だった。新型コロナウイルス流行前の19年同月比では34.2%減だったが、22年10月の個人旅?再開以降では最高を記録した。米国をはじめとした欧米豪中東地域からの訪?外客数の大幅な増加が全体を押し上げた。
中国は7万5700人と前月の3万6200人から大幅に増加したが、日本行きの海外旅行に関する制限措置や帰国時の入国制限の継続、日本側の水際規制などが影響し、19年同月比では89.0%減となっている。
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