東京株、１年半ぶり高値＝好決算銘柄に買い

１２日の東京株式市場では、好決算を発表した銘柄を中心に買いが入った。日経平均株価は前日比２６１円５８銭高の２万９３８８円３０銭と続伸し、２０２１年１１月以来１年半ぶりの高水準で終わった。

国内企業の２３年３月期決算の発表が続く中、アナリスト予想を上回った銘柄に資金が集まった。大規模な自社株買いや配当の増額など「株主への利益還元策が強化されるとの期待感から、海外投資家の買いが続いている」（大手証券）との指摘もあった。

ただ、米国で国債の債務不履行（デフォルト）懸念が台頭するなど不安材料もある。このため、休日を前に利益を確定する売りも出て、プライム市場銘柄の４割が値下がりした。

【時事通信社】 〔写真説明〕東京証券取引所＝東京都中央区