- 2023/07/12 掲載
世界の企業純債務、過去最高更新 高金利でこの先減少へ=調査
12日に同社が公表した年次企業債務指数によると、純債務残高は為替レートが一定と仮定すれば前年比6.2%増え、7兆8000億ドルとなった。新型コロナウイルス禍の20/21年に記録した過去最高を更新した。
同指数は世界の主要上場非金融企業933社に基づいている。
同年度は米通信大手ベライゾンが初めて債務残高が最も大きい企業となった。グーグルの親会社アルファベットは引き続き、現金保有が最も多かった。
債務と金融資産の差額である純債務の増加分の5分の1は、アルファベットやメタ・プラットフォームズなどの企業が多額の現金保有を減らしたことを反映した。
債務総額の増加率は為替レートが一定との仮定で3%と、純債務の伸びよりも低くとどまった。
金利上昇で企業の借り入れ意欲は減退する見込みで、ジャナス・ヘンダーソンの予想では23/24年度に純債務は1.9%減少し、7兆6500億ドルとなる見込み。
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