- 2023/07/29 掲載
独CPI、7月前年比+6.5%に鈍化 コアも+5.5%に減速
ロイター調査によるアナリスト予想は6.6%上昇。ベース効果で6月ストップしていた鈍化が再開した。エコノミストは、前年の一時的要因を主因に減速ペースは鈍いとみていた。
コメルツ銀行のシニアエコノミストは、前年との比較が通常となるため9月以降は鈍化が加速するとしたが、「ただインフレはまだ終わっていない」と述べた。
フランスのインフレ率は5.0%に鈍化、スペインは2.1%に加速した。イタリアとユーロ圏のインフレ率は31日に発表される。ロイター調査では、ユーロ圏インフレ率は6月の5.5%から7月は5.2%に鈍化すると予想されている。
7月ドイツ国内基準インフレ率は6.2%。前月は6.4%だった。
変動が激しい食品とエネルギーなどを除いたコアインフレ率は5.5%で、6月の5.8%から鈍化した。
食品価格は前年比11.0%上昇し引き続き平均を上回った。エネルギー価格は5.7%上昇。
VPバンクのトーマス・ギッツェル氏は、「インフレは欧州中銀の目標である2%までゆっくりとしか戻っていない」とし、中銀はまだ安心できないとの見方を示した。
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