- 2023/08/01 掲載
大手銀5社、純利益8割増=減益要因が剥落―4~6月期
三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手銀行5グループの2023年4~6月期連結決算が1日、出そろった。純利益の合計は前年同期比80.1%増の1兆1237億円。三菱UFJなどで前年同期の大幅減益要因が剥落し、利益が急回復した。
三菱UFJは、前年同期に米子会社売却に伴う多額の債券評価損を計上。米欧などの金利上昇で融資の利ざやが改善したことも増益につながり、純利益は約4.9倍の5583億円となった。みずほフィナンシャルグループは前年同期に積み増した貸倒引当金で戻し入れ益が出て、純利益は53.9%増。りそなホールディングスは4.4%増えた。
一方、三井住友フィナンシャルグループは、与信関係費用が増加し1.8%の減益。三井住友トラスト・ホールディングスは43.1%減に落ち込んだ。
本業のもうけを示す実質業務純益は、5社合計で10.8%増の9209億円だった。
【時事通信社】
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