- 2023/08/02 掲載
独BMW、自動車部門の通期EBIT率見通しを上方修正
一方、サプライチェーン(供給網)の問題やインフレが下半期も圧迫要因になるとの見通しを示した。
ドイツの高級車メーカー、メルセデス・ベンツなどの競合他社も利益見通しを引き上げたものの、マクロ経済の状況が引き続き生産の重しになると警告している。
BMWは23年通期のフリーキャッシュフロー見通しを60億ユーロ(65億8000万ドル)超と、従来の約70億ユーロから引き下げた。在庫の積み増しの必要性と電動化への投資増が要因としている。上半期の暫定決算はグループ全体のEBIT率が12.6%、自動車部門では10.6%。
上半期の売上高は前年同期比で4.7%伸びた。昨年はウクライナでの戦闘や中国でのロックダウン(都市封鎖)などによる供給網の問題で生産が落ち込んでいた。
今回の暫定決算と見通しの変更を受け、BMWの株価は0908GMT(日本時間午後6時8分)時点で4.5%下落した。
BMWは正式な第2・四半期決算を8月3日に発表する。
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