- 2023/10/11 掲載
米消費者のインフレ期待まちまち=NY連銀調査
[10日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が10日発表した9月の消費者調査によると、消費者のインフレ期待はまちまちとなった。個人の財政状況に関する見方が低下する一方、大学費用の伸びは大きく鈍化すると見込まれている。
1年先のインフレ期待は3.7%と、前月の3.6%から上昇した。3年先のインフレ期待も3%と、前月の2.8%から上昇。ただ、5年先のインフレ期待は前月の3%から2.8%に低下した。
ガス代や家賃などの主要物価の変動に対する予想にはほとんど変化がなかった。一方、食品コストは上昇が見込まれている。
1年後の大学費用は5.8%上昇する見通しで、前月の8.2%上昇から大きく鈍化し、2013年の調査開始以来最も低い伸び予想となった。
9月調査では、個人的な財政状況に対する懸念が高まったほか、信用へのアクセスに対する不安も上昇した。今後3カ月間に債務の支払いが滞る可能性も上昇した。
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