- 2023/10/11 掲載
ゼレンスキー氏がルーマニア訪問、穀物輸出で「回廊」確立へ
[10日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ロシアがウクライナ産穀物輸出合意から離脱したことを受け、黒海を海運の「デッドゾーン」にさせないための措置を呼びかけた。
ロシアによる侵攻後初めてルーマニアを訪問したゼレンスキー氏は、穀物をモルドバ経由でルーマニアに運ぶ「回廊」が間もなく確立されると述べた。
ロシアが7月に合意を離脱して以来、ウクライナはルーマニアのコンスタンツァ港を経由して穀物を輸出するドナウ川ルートに大きく依存しているが、ロシアはしばしばウクライナの河川港を攻撃している。
ゼレンスキー氏は「ロシアが黒海とドナウ地域のどこかを通常の航行ができないデッドゾーンにしてしまうのを防ぐため、われわれはあらゆる手を尽くさなければならない」と語った。
また、同氏はルーマニアのヨハニス大統領との会談後、北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)加盟国からの火砲・防空システムの供給について「良い知らせ」を聞いたと述べたが、詳細は明らかにしなかった。
共同記者会見で、ルーマニアがウクライナのパイロットに対するF16戦闘機操縦訓練を支援すると表明。安全保障と経済協力に関する2国間宣言に署名したほか、ウクライナと隣国の関係の重要性を強調した。
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