全銀ネットに報告命令へ＝システム障害で―金融庁

三菱ＵＦＪ銀行やりそな銀行など１０金融機関で他行宛て送金などができなくなったシステム障害で、金融庁がシステムを運営する「全国銀行資金決済ネットワーク（全銀ネット）」に対し、資金決済法に基づく報告徴求命令を出す方針を固めたことが１３日、分かった。原因を詳細に調査し、再発防止策の策定を求める。

障害は７～９日の３連休が明けた１０日朝に発生。１９７３年の「全銀システム」稼働以来初の大規模障害となり、復旧まで２日間にわたり代替手段による決済処理を余儀なくされた。利用者への影響は送金・着金合わせて約５００万件に及び、市民生活など各方面に問題が広がった。

【時事通信社】 〔写真説明〕金融庁＝東京都千代田区