クスリのアオキ、ファンド提案を否決＝創業家社長ら再任―株主総会

ドラッグストアを展開するクスリのアオキホールディングスは１９日、金沢市内で定時株主総会を開いた。創業家出身の青木宏憲社長ら取締役２人の解任を求めた香港系投資ファンドのオアシス・マネジメントによる株主提案は、反対多数で否決された。会社側が提案した青木社長ら１１人の取締役選任案は可決された。

オアシスの議案が否決されたのは３年連続。青木社長と青木孝憲副社長が、自らに不当に安い価格でストックオプション（自社株購入権）を発行し、ガバナンス（企業統治）をゆがめさせたと主張。これに対し、クスリのアオキ側は「過大な損害を与えた事実はない」と反論していた。

【時事通信社】