- 2023/10/13 掲載
中銀デジタル通貨、金融政策の有効性向上も=中国当局者
中国はCBDC(中銀が発行するデジタルトークン)を開発している多くの国の一つだが、導入はまだ初期段階にある。現在、CBDCは大半がM0(現金)通貨と位置付けられている。
上海証券報によると、陸副局長は12日のフォーラムで、中銀はプログラム可能な機能を基にCBDCを一部預貯金を含むM2通貨にする可能性があると語った。
CBDCのプログラム可能な機能とは変更可能な設定のことで、例えばお金に有効期限を設けたり、特定用途に限定したりすることができる。
陸氏は、中国人民銀行(中銀)がCBDCのレートを調整する機能を模索する可能性があり、そうなればマクロ経済の管理にも利用できるだろうと述べた。
また、CBDCに基づくクロスボーダー決済について、取引を安全、便利、包括的にすることができるとした。
中国のCBDCであるデジタル人民元(e─CNY)を使った取引は6月末時点で1兆8000億元(2493億3000万ドル)に達した。それでも流通量は中国M0の0.16%に過ぎない。
PR
PR
PR