- 2024/04/19 掲載
独経済、第1四半期はプラス成長の公算 回復兆候とはいえず=連銀
連銀は長らく、第1・四半期もマイナス成長が続くと予想していたが、四半期末に公表された複数の指標が予想外に好調だったことから、1年にわたったスタグネーション(景気停滞)や生産減少を経て経済が最悪期を脱したのではないかとの期待が高まった。
しかし月報は、「なお持続的な回復を示す根拠は見られない。内外の鉱工業製品需要は依然弱く、減少が続いている」と指摘した。
ドイツでは、高金利と経済を巡る不透明感で投資控えが続き、家計は支出に消極的、また居住用不動産の建設はなお増加に転じていない。
今冬は例外的に穏やかな天候を背景に建設が大きく伸びたが、連銀はそれは一時的要因とし、建設部門の動向変化を示してはいないと指摘。「したがって、第2・四半期も経済生産増加が持続するかはまだ不明」と分析した。
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