- 2024/04/19 掲載
ブルガリアのユーロ導入、数カ月後ずれも=中銀総裁
ラデフ氏は「6月にインフレの基準を満たせず、24年のそれより遅い時期の達成となれば、25年のユーロ圏加入は1月1日よりも後ずれする。現時点ではこれが可能性の高いシナリオだ」と説明した。
ECBは6月、ユーロ導入を希望する国々が要件を満たしているかどうかを2年に1度評価する「コンバージェンス・リポート(収れん報告書)」を公表する。ブルガリアは3月時点のインフレ率が前年比3.5%に低下したものの、必要な水準に届かない可能性がある。
導入には、ユーロ圏で最もインフレ率が低い3カ国の値を1.5ポイント上回る水準までにとどめる必要がある。
ラデフ氏は「財政政策は景気循環の波を抑え、言い換えればインフレ抑制的であるべきだが、現時点ではそうではない」と述べた。
PR
PR
PR