- 2025/05/09 掲載
米コノコフィリップス、第1四半期の調整後1株利益が予想上回る
第1・四半期の生産量は買収した米同業マラソン・オイルの事業も寄与し、石油換算で日量238万バレルと、前年同期から同48万7000バレル増えた。
ライアン・ランス最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で、石油業界全体のバランスシートは良好な状態にあるが、原油価格が1バレル当たり50ドル台か50ドル台前半の見通しになった場合、石油大手の間に広範な活動縮小を引き起こす恐れがあると指摘した。
原油価格は1月に1バレル当たり82ドルの高値を付けた後、将来の経済成長を巡る懸念から第1・四半期末にかけて下落した。トランプ大統領が世界的な関税引き上げを発表したことも原油価格の下落や景気後退懸念に拍車をかけた。
コノコフィリップスは第1・四半期の株式還元に25億ドルを支出した。第2・四半期は、現在のコモディティー価格の変動により還元額が数億ドル減少する可能性があると説明した。
また通期の資本支出計画では予算を4億5000万ドル減額して123億─126億ドルとしたが、生産水準への影響はないとしている。
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