- 2025/05/09 掲載
OCBC、第1四半期は3年ぶり減益 25年見通し据え置き
四半期の純利益が減ったのは22年第1・四半期以来、3年ぶり。前年同期は過去最高の19億8000万シンガポールドルだった。
25年通年の純金利マージンを2%台、信用コスト率を20―25ベーシスポイント(bp)とするなどの見通しは据え置いた。
第1・四半期は引当金総額が25%増の2億1200万シンガポールドルに膨らみ、収益を圧迫した。
自己資本利益率(ROE)は13%となり、前年同期の14.7%から低下。純金利マージンは2.04%と、前年同期の2.27%から下がった。
OCBCグループ最高経営責任者(CEO)のヘレン・ウォン氏は、トランプ米大統領による輸入関税強化などを踏まえて「貿易政策の転換や地政学的リスクがもたらす不確実性の高まりが、この地域全体の経済成長に悪影響を及ぼすと予想される」とコメントした。
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