- 2025/05/21 掲載
FRBのドル流動性供給、今後も続くと確信 ECBが表明
米国ではトランプ大統領がFRBを攻撃しており、FRBの独立性や市場のストレス時に外国銀行にドルを供給する長年の体制を巡る懸念が浮上している。
デギンドス氏はECBの監督部門がこうしたリスクを調査しているとしながらも、FRBがECBなど主要中銀と締結している通貨スワップ協定は双方にとってプラスであり、今後も続くと確信していると表明。
同氏はECBの金融安定報告を発表した記者会見で「FRBとの合意が、世界の金融の安定にとって重要な柱であり続けることに何ら疑いはない」とし「こうした合意、スワップラインは、大西洋両岸の金融安定にとって非常にプラスだった」と述べた。
ロイターの先週の報道によると、ECBの監督当局は、域内の一部銀行に対し、緊迫した状況におけるドル需要を検証するよう求めている。トランプ政権下でFRBの資金援助に頼れなくなるシナリオを想定しているという。
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