- 2025/06/26 掲載
銀行資本規制の緩和提案=計31兆円の負担減―米FRB
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)などは25日、大手金融機関に対する銀行資本規制の緩和案を発表した。必要な中核的自己資本は計2100億ドル(約31兆円)以上減少することが見込まれる。トランプ政権が志向する金融規制緩和に対応した動きとなる。
ただ、一部の理事はリスクを高めるとして反対の意向を表明。FRB理事会は賛成5票、反対2票で提案を承認した。規制緩和案に対しては、60日間の意見公募期間が設けられる。
緩和の対象となるのは、大手金融機関に適用される「補完的レバレッジ率(SLR)」。保有資産に対する中核的自己資本の比率を示す基準だ。ブルームバーグ通信によると、SLRの要件は5%から3.5~4.5%に低下するという。現在6%とされる金融大手各社の銀行子会社についても、親会社と同程度に引き下げる。
【時事通信社】
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR