中国中古住宅価格、8月も下落　市場低迷続く＝民間調査

[北京 １日 ロイター] - 中国の民間不動産調査会社、中国指数研究院が１日発表した８月の中古住宅価格は再び下落し、一連の支援策にもかかわらず、不動産市場の低迷が続いていることを示した。

中古住宅価格は前月比０．７６％下落。７月は０．７７％下落していた。

前年同月比では７．３４％下落した。

一方、新築住宅価格は前月比０．２％上昇し、７月の０．１８％上昇から伸びがやや加速した。

中国指数研究院は、中古住宅は依然として高水準で、「量に見合った価格」の取引が引き続き主流となっていると指摘。「当局は下落に歯止めをかけ、安定を取り戻すことを目標としており、新たな支援政策がより迅速に導入されることが予想される」と述べた。

また、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の９月利下げ観測の高まりにより、国内の金融緩和余地が広がる可能性があるとの見方を示した。