マネタリーベース8月は4.1％減、12カ月連続のマイナス＝日銀

［東京　２日　ロイター］ - 日銀が２日に発表した８月のマネタリーベース平均残高は前年同月比４．１％減と４月（マイナス４．８％）以来の下げ幅となった。平均残高は６４３兆７７７５億円と１２カ月連続で前年を下回った。日銀が大規模緩和策の修正として国債買い入れ減額の方針を維持する中、マネタリーベースは緩やかに減少している。

　　８月末のマネタリーベース残高は６４５兆５９２５億円で、前月の６４６兆３１２４億円を下回った。季節調整済みの平均残高は前月比２．１％減少し６４２兆８７８１億円と、３カ月連続のマイナスだった。

マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計額で、日銀が供給する通貨を表す。