米7月求人件数、17.6万件減　採用の伸び低調で解雇は増加

［ワシントン　３日　ロイター］ - 米労働省が３日発表した７月の雇用動態調査（ＪＯＬＴＳ）によると、求人件数は７１８万１０００件と前月から１７万６０００件減少した。採用件数の伸びは低調だったほか、解雇件数は増加。米国の労働市場の減速が改めて裏付けられた。

ロイターがまとめた求人件数のエコノミスト予想は７３７万８０００件だった。

採用件数は４万１０００件増の５３０万８０００件。解雇件数は１万２０００件増の１８０万８０００件。

労働市場の減速について、エコノミストはトランプ政権による大規模な関税措置が背景にあると指摘。政権が進める移民の取り締まり強化に起因する労働力の減少も影響しているとの見方も出ている。