太平洋工、ＴＯＢ期間を延長　価格は変更せず

Shinichi Uchida

［東京　８日　ロイター］ - 自動車部品の太平洋工業は８日、非公開化を目的とするＭＢＯ（経営陣が参加する買収）の一環として実施している株式公開買い付け（ＴＯＢ）の期間を延長すると発表した。ＴＯＢへの応募状況を考慮し、９月８日までとしていた期間を９月２４日まで延長する。

なお、買い付け価格の１株当たり２０５０円は変更しない。太平洋工の５日終値は２３１０円でＴＯＢ価格を上回る状況が続いている。

５日にはアクティビスト（物言う投資家）のエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが、同社株式を買い増し、保有比率を６．６８％に引き上げたことが大量保有報告書で判明した。