英消費支出、8月は伸び加速　気温上昇で消費拡大＝ＢＲＣ

Suban Abdulla

[ロンドン ９日 ロイター] - 英小売協会（ＢＲＣ）が９日に公表した英小売り・消費者調査によると、８月の支出は前年同月比３．１％増と、７月の２．５％増から伸びが加速した。

夏の天候のほか、食品、家具、新学期向けパソコンの需要増加に支えられたが、一部は食品価格上昇も反映しているという。

既存店ベースでは３．１％増。イースター（復活祭）の影響で７．０％増となった４月を除けば今年最高の伸びとなった。

食品支出は４．７％増で、他の商品の１．８％増を上回った。

ＢＲＣのヘレン・ディキンソン最高責任者は「食品と飲料の伸びが大きかったのは、販売量の増加より８月に価格が４％超上昇したことが主因」と指摘。

また、小売業者は、１１月２６日にリーブス財務相が発表する予算案の影響で、クリスマス前の消費者信頼感と支出に懸念を抱いていると述べた。

より幅広い商品とサービスをカバーするバークレイズの消費者支出統計によると、８月支出の伸びは７月の１．４％から０．５％に鈍化した。