- 2025/09/12 掲載
「三井住友海上グループ」に社名変更へ=MS&AD、傘下損保2社合併で
MS&ADインシュアランスグループホールディングスが、2027年4月をめどに社名を「三井住友海上グループ」に変更する方向で調整していることが12日、分かった。傘下の三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険の合併に合わせた措置で、国外での旧財閥名の認知度の高さを生かし、海外戦略の強化を図る。月内にも正式決定する。
持ち株会社の本社は、三井住友海上の本社がある東京都千代田区神田駿河台に置く。傘下損保2社が合併した後の新社名は「三井住友海上あいおい損害保険」とする。
MS&ADは、これまで法人向けに強みを持つ三井住友海上と、自動車保険や個人向けに強いあいおいニッセイの傘下2社がそれぞれ存続して事業を続けてきた。しかし、市場の縮小や自然災害の頻発で経営環境は厳しさを増しており、今年3月、2社が合併に向けた準備を進めると発表。システム統合などにより、競争力を高める戦略にかじを切っていた。
【時事通信社】
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