米成長率、２５年は１．４％へ下げ＝トランプ関税で―議会予算局

【ワシントン時事】米議会の超党派機関、議会予算局（ＣＢＯ）は１２日公表した最新の経済見通しで、２０２５年の米国の実質ＧＤＰ（国内総生産）伸び率を前年比１．４％と、１月時点の予測から０．５ポイント引き下げた。トランプ大統領の高関税政策や移民規制強化が響くと見込んだ。

一方、２６年の成長率に関しては２．２％と、０．４ポイント上方修正した。７月に成立した、トランプ氏肝煎りの大型減税法により、投資や消費が押し上げられる。ただ、大型減税は長期的には債務膨張と金利上昇を招くため、民間投資を圧迫すると警告した。

【時事通信社】