代理店への出向、原則取りやめ＝便宜供与防止へ通報窓口―生保協が指針

生命保険協会は１９日、保険代理店への便宜供与や出向に関する新たな指針（ガイドライン）を発表した。適切だと確認できる場合を除き、代理店への出向は原則として行わないと規定。過度な便宜供与の防止に向け、２０２６年４月をめどに協会に通報窓口を設置する。

生保協の高田幸徳会長（住友生命保険社長）は同日の記者会見で、「世の中からの厳しい視点を真摯（しんし）に受け止め、各社の態勢整備を後押ししたい」と述べた。

【時事通信社】 〔写真説明〕生命保険協会の高田幸徳会長＝６月２４日、東京都中央区