太平洋工、ＴＯＢ期間を再度延長　価格2050円で変更せず

［東京　２４日　ロイター］ - 自動車部品の太平洋工業は２４日、非公開化を目的とするＭＢＯ（経営陣が参加する買収）の一環として実施している株式公開買い付け（ＴＯＢ）の期間を延長すると発表した。ＴＯＢ成立の確度を高めるため、応募状況を考慮し２４日までとしていた期間を１０月８日まで延長する。買い付け価格の１株当たり２０５０円は変更しない。

同社は７月にＴＯＢを発表。今月８日に期間を延長した。株価は２２日終値が２６７２円で、ＴＯＢ価格を上回る状況が続いている。

２２日にはアクティビスト（物言う投資家）のエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが、同社株式を買い増し、保有比率を１１．４７％に引き上げたことが変更報告書で判明した。