ドイツ小売売上高、8月は予想外の減少

[３０日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が３０日発表した８月の小売売上高指数は前月比０．２％低下し、市場予想（０．６％上昇）に反してマイナスとなった。

７月改定値は０．５％低下だった。

ＶＰ銀行のチーフエコノミスト、トーマス・ギッツェル氏は、８月に２．０％減少したオンライン・通信販売が全体的な落ち込みの原因だと指摘した。

統計庁によれば、非食品小売も前月比１．０％減だった。

ギッツェル氏は「家計の多くは警戒心から節約をしている。経済情勢への懸念が購買意欲に重くのしかかっている」と付け加えた。

一方、８月の小売売上高指数は前年比では１．８％上昇した。