河西工、有価証券報告書を提出　東証が監理銘柄の指定解除

Shinichi Uchida

［東京　８日　ロイター］ - 日産自動車などを主要取引先とする自動車内装部品メーカー、河西工業は８日、２０２５年３月期の有価証券報告書を関東財務局に提出した。メキシコ子会社での会計問題に絡み作業が遅れ、８日までに報告書を提出できなければ上場廃止になる恐れが生じていた。

河西工は、延長承認後の９月２６日までの報告書提出が困難となったため、東証が同月２５日付で同社株を上場廃止のリスクがある監理銘柄（確認中）に指定していた。東証は８日、同指定を解除すると発表した。

河西工は過去の訂正報告書も併せて提出した。

同社は日産の主要サプライヤーとされ、２４年には日産から６０億円の出資を受けた。