- 2025/10/15 掲載
米国株式市場=まちまち、米中対立嫌気 銀行株は好決算で上昇
トランプ氏は10日、中国からの輸入品に100%の追加関税を課すと警告したが、週末には強硬姿勢を和らげていた。 ベアード・プライベート・ウェルス・マネジメントの投資ストラテジスト、ロス・メイフィールド氏は「市場はこの状況がどうなるのか見極めに苦戦している」とし、「(トランプ)政権が再び緊張を高めようとしているなら、特に100%の関税やその他の措置が再び検討されている場合、足元の相場はそうした対立にはかなり割高に見える」と述べた。 一方、米銀の堅調な決算を受けてS&P500銀行指数は上昇した。
ウェルズ・ファーゴは7.15%、シティグループは約4%、それぞれ上昇。いずれも第3・四半期の利益が予想を上回った。 JPモルガン・チェースは通年の純金利収入(NII)見通しを上方修正し、ゴールドマン・サックスは四半期利益が予想を上回ったものの、株価はともに約2%安となった。 ブラックロックは運用資産残高が過去最高を更新したことを好感し、3%超上昇した。
FRBのパウエル議長は講演で、米国の労働市場で採用も解雇も低調な停滞状態が9月まで続いていたとしながらも、経済全体は「想定より幾分堅調な軌道」に乗っている可能性があると述べた。同時に、インフレ率がFRBが目標とする2%をなお上回る中、労働市場の弱さにも配慮する必要があるとして、追加利下げの是非は「会合ごとに判断する」との考えを改めて示した。
ウォルマートはオープンAIとの提携を発表したことを受け、5%上昇した。
工業株は上昇し、ダウ工業株30種はプラス圏で終了。キャタピラーは目標株価引き上げを受けて4.5%高となった。
S&P500では値上がり銘柄が値下がり銘柄を3.4対1の比率で上回った。 米取引所の合算出来高は201億株。直近20営業日の平均は202億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 46270.46 +202.88 +0.44 45871.89 46522.67 45452.03
前営業日終値 46067.58
ナスダック総合 22521.70 -172.91 -0.76 22388.04 22691.07 22213.73
前営業日終値 22694.61
S&P総合500種 6644.31 -10.41 -0.16 6602.49 6680.70 6555.07
前営業日終値 6654.72
ダウ輸送株20種 15496.82 +256.89 +1.69
ダウ公共株15種 1156.09 +8.73 +0.76
フィラデルフィア半導 6570.33 -153.14 -2.28
体
VIX指数 20.81 +1.78 +9.35
S&P一般消費財 1876.40 -4.84 -0.26
S&P素材 567.15 +4.89 +0.87
S&P工業 1297.15 +15.04 +1.17
S&P主要消費財 880.95 +14.88 +1.72
S&P金融 885.74 +9.78 +1.12
S&P不動産 259.47 +2.72 +1.06
S&Pエネルギー 661.86 -0.45 -0.07
S&Pヘルスケア 1660.01 +4.44 +0.27
S&P通信サービス 416.66 +0.96 +0.23
S&P情報技術 5564.09 -90.18 -1.59
S&P公益事業 465.57 +4.24 +0.92
NYSE出来高 12.96億株
シカゴ日経先物12月 ドル建て 47095 + 305 大阪比
限
シカゴ日経先物12月 円建て 46990 + 200 大阪比
限
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