- 2025/12/30 掲載
金先物、25年は68%高=米利下げ期待で急伸
大阪取引所の金先物相場は30日、取引の中心となる2026年12月決済物が1グラム当たり2万2507円で年内の取引を終えた。前日比577円安と大きく下げたが、1年間の上昇率は68%に達した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待を背景に、国際指標のニューヨーク金先物相場が急伸したことが原動力となった。
ニューヨーク金相場は、1月のトランプ米大統領就任や4月の相互関税発表を材料にじりじりと上昇。8月下旬にパウエルFRB議長が利下げ再開を示唆すると勢いがつき、史上最高値を次々更新した。各国の中央銀行が、トランプ氏のFRBへの干渉で信認が低下したドルの代わりに金の購入を進めたことも追い風となった。
【時事通信社】
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