- 2026/01/16 掲載
ポルシェの25年販売、10%減 中国需要の低迷響く
[16日 ロイター] - ドイツの高級スポーツ車メーカー、ポルシェが16日発表した2025年の世界販売台数は前年比10%減の27万9449台となった。
中国市場での激しい競争を背景に、親会社フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディや、メルセデスと同様に、販売の伸び悩みが鮮明となった。
同社によると、中国での販売が26%減と大きく落ち込んだ。高級車セグメントの市況悪化に加え、電気自動車(EV)モデルを巡る激しい競争が打撃となった。
本国ドイツは16%減、ドイツを除く欧州も13%減。欧州での販売減少について、欧州連合(EU)のサイバーセキュリティー規制の影響で、内燃機関モデルの「718」や「マカン」に供給不足が生じたためだと説明している。
欧州の自動車市場分析家マティアス・シュミット氏は、新規制によって25年にマカンの内燃機関モデルが販売できなくなったことが、前年との比較でマイナスに作用したと分析する。
一方、北米市場での販売は前年並みを維持。いずれも12%減となったメルセデスやアウディを上回った。シュミット氏は「ポルシェは関税導入の影響を抑えるため、全米で在庫登録の前倒しを進めた恩恵を受けた可能性がある」と指摘した。
ポルシェはアウディと同様に米国内に生産拠点を持っていないため、米国の関税導入の影響を直接受けやすい。25年は約7億ユーロのコスト増につながる見通しだ。
25年の世界販売台数のうち、完全なEVモデルは22.2%、プラグインハイブリッド車(PHV)は12.1%を占めた。
同社は「EVのシェアは25年の目標として掲げていた20─22%の上限に達した」としている。
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