- 2020/07/17 掲載
中長期試算の基礎的収支黒字化、新型コロナで後ずれへ=関係筋
今年1月時点では、政府がPB黒字化を目指す25年度に対GDP(国内総生産)比0.5%(3.6兆円)の赤字が残り、黒字になるのは27年度としていた。新型コロナの影響が収束し、21年度以降の景気回復を想定した今回の新たな試算でも、財政状況の悪化は避けられない。
新型コロナに伴う先行きの経済動向が見通しにくい現状も反映し、感染収束が後ずれした場合も含めた試算を示すことも検討する。
政府はこれまで高成長の「成長実現ケース」と1%成長を前提とする「ベースラインケース」の2通りのシナリオを示してきた。新型コロナの感染が早期に収束する場合と後ずれする場合とで、試算は計4通りとなる可能性がある。
(竹本能文)
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