- 2021/01/25 掲載
大阪ガス、CO2削減技術を強化=藤原社長、脱炭素「真正面で向き合う」
大阪ガスの藤原正隆社長は24日までにインタビューに応じ、二酸化炭素(CO2)と水素から天然ガスの主成分であるメタンを合成する「メタネーション」の開発を強化する考えを示した。太陽光や風力など再生可能エネルギー電源の開発・調達と並行し、2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロに抑える政府目標の実現に貢献する。
今月1日付で就任した藤原氏は、「(温暖化の課題に)真正面から向き合い、技術開発を進めていく」と強調。メタネーションはCO2削減効果の高さで知られ、CO2を大量に排出する高炉・プラントを持つ鉄鋼、化学メーカーとの連携を視野に早期実用化に意欲を示した。
藤原氏は、合成したメタンを原料とする都市ガスについて、「既存の配管や発電システムに供給できるため、社会的コストを抑制できる」と利点を訴えた。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える大阪ガスの藤原正隆社長=22日、大阪市中央区
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