- 2021/03/25 掲載
森トラスト、ワーケーション制度を試験導入
同時に、ワーケーションが組織やワーカーにもたらす効果を測るため、3 つの項目について検証します。エンゲージメントについては当社がアンケートを実施し、メンタルヘルスについては三井情報株式会社が各種関連データを相関分析し、睡眠については株式会社エアウィーヴの「airweave sleep analysis(※)」を用いてデータを取得し、分析を実施します。
今般の新型コロナウイルス感染症拡大を受け、急速にテレワークが普及したことで、ワーカーにとっては、慣れない環境下での仕事によるストレスや、有給休暇取得率の低下などが課題となっています。一方で企業にとっても、働き方改革や健康経営の推進、エンゲージメント向上といった経営課題が顕在化しており、これまで以上に多様な働き方に対応し、ワーカーの健康で充実したライフスタイルをサポートすることが求められています。
当社グループでは、これまで多様な働き方に対応するべく、フレックス勤務やテレワークの導入など、会社全体で様々な施策を実施してきました。そしてこの度、「休暇の充実が仕事の充実につながる」と考え、ワーケーションの人事制度を試験導入し、グループ社員を対象に当社グループ運営ホテルを含む、7つのリゾート地の計9施設にてワーケーション利用できるようにいたしました。
さらに、当社はワーケーションを普及促進するべく、試験導入した制度を用いて実施した社員に対し、エンゲージメント、メンタルヘルス、睡眠の3つの観点から、三井情報株式会社、株式会社エアウィーヴの協力のもと、ワーケーションが組織やワーカーにもたらす効果を検証します。
(株)クロス・マーケティングの調査によると、70%以上のワーカーがワーケーションを認知しているにもかかわらず、経験者は10%未満だということが示されています。また、ワーケーションを導入している企業も10%未満と、ワーケーション制度の導入は進んでいない実態がわかります。
そこで当社は、制度の試験導入によりワーケーション制度導入を検討している企業の先進事例となることを目指すとともに、本制度化に向けた制度設計の向上を図っていきます。さらに、今回の検証を通して、ワーケーションによる効果を見出し、当社グループが展開するワーケーション関連のサービスの向上にもつなげてまいります。
当社グループはコーポレートスローガン「Create the Future」のもと、新たな時代の変化に柔軟かつ迅速に対応し、多様なライフスタイルに対応した働き方の実現をサポートすることで、引き続き社会課題の解決に貢献してまいります。
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