大和証券グループ、エクセルギー・パワー・システムズ株式会社への出資について

　株式会社大和証券グループ本社傘下の大和エナジー・インフラ株式会社（代表取締役社長:松田守正、本社:東京都千代田区、以下「当社」）は、東京大学発のスタートアップ企業であるエクセルギー・パワー・システムズ株式会社（代表取締役:ムセル・マイク、本社:東京都文京区、以下「エクセルギー」）が実施する第三者割当増資の引受に関する契約を締結しましたので、下記の通りお知らせいたします。

　なお、本件は株式会社大和証券グループ本社において、金融商品取引所が定める適時開示基準に該当いたしません。

　エクセルギーは、高出力で応答性の高い次世代蓄電池システムの開発・製造を行うとともに、同蓄電池システムを活用した調整力（※）サービスを提供する事業を展開しています。現在は、英国及びアイルランドでの事業展開を進めており、将来的には再生可能エネルギーの主力電源化を進める他地域及び日本における事業化も検討されております。

　当社は、エクセルギーの有する技術及び展開する事業が、今後の更なる再生可能エネルギーの普及・拡大に貢献するものと期待しております。本件出資を通じて国内外における次世代蓄電池システムの導入に向けた取組みについて積極的に協議するとともに、当社グループの金融ノウハウを活用し、エクセルギーの更なる事業拡大・サービスの多角化をサポートしていく予定です。

　今後も、当社は、再生可能エネルギー普及拡大の有力な手段として活用が期待される蓄電池分野への投資を積極的に検討し、金融機能を通じて脱炭素化を主体的に促進していきます。

　大和証券グループでは、過去10年以上にわたり、社会課題の解決に資する金融商品の開発と提供に尽力してまいりました。2018年には、SDGs達成に向けてこれらの取組みを加速させるべく、株式会社大和証券グループ本社代表執行役社長 中田誠司を委員長とした『SDGs推進委員会』を設置しております。また、昨年度より 同 執行役副社長 田代桂子がSDGs担当に就任し、SDGsの期限である2030年に向けて、今後さらなる施策の推進に努めてまいります。本件はそうした取組みの一環であり、大和証券グループは引き続き持続可能な社会の創造に向けて貢献してまいります。

※太陽光発電・風力発電等の再生可能エネルギーは、発電量が天候・季節によって変動するため、電力の需要と供給を常に一致させるための電源・リソースが必要です。この電源・リソースのことを調整力と呼びます