- 2021/04/29 掲載
米市場「やや泡立った状況」=FRB議長が言及
【ニューヨーク時事】「資本市場では、やや泡立った状況(Frothy)がみられる」―。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は28日の記者会見で、個人投資家の投機的取引による株価乱高下など最近の金融市場の動きについて問われ、こう答えた。FRB議長が、「バブル」を連想させる表現で市場の過熱感に言及するのは珍しい。
米株価は、史上最高値圏で推移。住宅価格も上昇傾向が続いている。パウエル議長は「いくつかの資産価格は高いといえる。(緩和的な)金融政策が関係ないとは言わない」と認めつつも、新型コロナウイルスのワクチン普及や経済活動の再開を背景にした動きだと説明。金融システムの安定性には問題ないと強調した。
【時事通信社】
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