- 2021/05/12 掲載
EV化による雇用喪失問題、誠実な対話必要=独ダイムラーCEO
ケレニウス氏は「EVのパワートレイン装置に比べて、内燃エンジンのパワートレインを組み立て、作り上げる方が労働時間がかかることは誰もが理解している」と語った。
EV化の雇用への影響は「社会的に責任を持った方法で」対処されるべきだと指摘。同社はこの問題で労使協議会と「極めて建設的な話し合い」をしているとした。自動車業界がソフトウエアなどの分野でもっと雇用を創出する必要があるとの考えも示した。
EUは先月、1990年比での2030年の排出量削減目標を40%から55%に引き上げた。一方、ドイツのIfo研究所の調査によると、自動車業界が労働者に新たな技能を取得させる努力を怠れば、EVへの移行によって25年までに内燃エンジン生産に関わる約10万人の雇用が失われる可能性があるとされている。
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