- 2021/05/27 掲載
神奈川大、3ホテル、持続可能な社会の実現に向けた連携活動を展開
神奈川大学、横浜ロイヤルパークホテル、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ 、ザ・キャピトルホテル 東急

これは、グローバルホテルと高等教育機関という枠組みを最大限に活用し、環境負荷の低減に取り組み、持続可能な社会の実現に向けてSDGs活動を具体化し、さらには積極的かつ継続的な推進のため、連携活動を展開するものです。
その第一弾として、現在、本学の研究・開発から生まれた人と環境にやさしい化粧品を、期間/個数限定ながら各施設を通じてホテルゲストに配布中です。提供するのは本学の先進的な研究・開発から生まれた「PROUD BLUE (プラウドブルー)」。同品はこれまで不可能とされていた水と油の融合を、本学の特許技術である「三相乳化技術(※)」によって実現した界面活性剤フリーの化粧品です。界面活性剤は化粧品に用いられる成分の一つですが、肌への負担となるだけでなく、洗顔などで洗い流されて河川へ流出した際にも分解されず、海洋汚染につながるともいわれています。
本学は国内外からの高い評価を誇る前述3ホテルに「PROUD BLUE」現品を(2アイテム×300セットずつ)無償でご提供。各ホテルのご利用ゲストの皆さまに、規模は小さくとも「持続可能なより良い社会」への貢献につながるご理解とご体験をいただくことで、日常生活の中で身近にSDGsを考えるきっかけをご提供いたします。また本件に関わってくださる過程がホテルスタッフの皆さまのSDGsへのさらなる知識・意識向上を図る機会となれば幸いです。
神奈川大学は、2019年4月に国連で採択されたSDGsの達成に向けた研究・教育を推進するために、「SDGsへの神奈川大学のコミットメント」を表明いたしました。持続可能な開発のために定められたSDGsは、本学が創立以来掲げてきた使命の実現とその意義を共有するものです。
【特許第 3855203 号「乳化分散剤及びこれを用いた乳化分散方法並びに乳化物」】
神奈川大学の特許技術「三相乳化技術」は、従来の乳化方法に欠かせない界面活性剤の代わりに柔らかい親水性ナノ粒子の物理的作用力(ファンデルワールス引力)を利用した、世界唯一の乳化法です。これまで環境に優しいエマルション燃料や清涼飲料水、化粧品、スカルプケア商品、マーガリン、防バイ剤など様々な分野においてその技術が応用されています。本学は、神奈川大学発のベンチャー企業「未来環境テクノロジー株式会社」を通じて、様々な企業に積極的に技術移転を行うことで、本学の高い研究・開発力を社会に還元するとともに未来社会を先導しています。
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