- 2021/06/01 掲載
NTT・富士通・東芝など、「量子技術による新産業創出協議会」の設立発起人会を開催
今後、企業や専門家に対し、本協議会への参画を募るなど、今夏の設立に向けた具体的な準備を進めてまいります。
量子技術は、古典的手法を凌駕するものとして1980年代より注目され始め、21世紀になって既存技術が限界に近づく中で、関連技術が進歩してきたことにより、その開発が一気に加速してきています。例えば、2050年が開発時期と言われた、誤り耐性量子コンピュータについても、関連技術の応用は既に始まっており、まさに今が量子の時代の分岐点となっています。来る量子時代に向け、我が国は、技術等における優位性を生かし、コンピュータ、通信、シミュレーションなどを利用し、サービスなどを含めた新産業を創出することで、グローバルで確固たる「量子技術イノベーション立国」を目指しています。
本協議会では、量子技術の応用を通じた中長期的な新産業の創出をオールジャパン体制で目指します。産学官の関係者が一堂に会して、量子技術に関わる基本原理、基本法則を改めて整理し、その応用可能性、必要となる産業構造、制度・ルール等についての調査・提言を行い、新技術の応用と関連技術基盤の確立に取り組みます。そして、これらの活動を通じて、科学技術の発展に貢献し、我が国の産業の振興と国際競争力の強化を図ります。
本日発足した「量子技術による新産業創出協議会」設立発起人会は、このような趣旨や取り組みに賛同頂ける参画企業や専門家を募る予定です。
【新協議会設立のための設立発起人会参画企業】順不同
JSR株式会社
第一生命ホールディングス株式会社
東京海上ホールディングス株式会社
株式会社東芝
トヨタ自動車株式会社
日本電気株式会社
日本電信電話株式会社
株式会社日立製作所
富士通株式会社
株式会社三菱ケミカルホールディングス
株式会社みずほフィナンシャルグループ
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