- 2021/06/01 掲載
凸版印刷、混雑状況を可視化するサービス「nomachi」ZETA版の販売を開始
このたび、従来Bluetoothで行っていた通信規格を、凸版印刷が製造する次世代LPWA(低消費電力広域ネットワーク)規格ZETA(ゼタ)(※1)の通信モジュールを使用した「nomachi(R)」ZETA版を開発しました。ZETAに対応したことにより、従来よりも大幅に通信距離が長くなるため、商業ビルや大規模施設において1台のアクセスポイントでの対応が可能となります。今後、オフィスビルや商業施設、大学、空港などへの導入を目指し、不動産事業者やデベロッパーなどに向け、2021年6月1日(火)より本格的な販売を開始します。
■開発の背景
大型施設や商業ビルの全フロアなどの広域で「nomachi(R)」のセンシングをするには、通信のために基地局を多数設置する必要があり、また高層施設では階層ごとに基地局を設置する必要がありました。
今回、凸版印刷が製造するZETA通信モジュールを組み込んだ「nomachi(R)」の新モデルを開発することにより、1台のZETA基地局で広範囲をカバーすることが可能となりました。また、電池式のZETA中継器を活用することで、設置場所の自由度が向上し、障害物の迂回や距離の延長がさらに可能となります。
※1 ZETA
ZiFiSenseが開発した、超狭帯域(UNB: Ultra Narrow Band)による多チャンネルでの通信、メッシュネットワークによる広域の分散アクセス、双方向での低消費電力通信が可能といった特長を持つ、IoTに適した最新のLPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク規格。LPWAの規格のひとつであるZETAは、中継器を多段に経由するマルチホップ形式の通信を行うことで、他のLPWAと比べ、基地局の設置を少なくでき、低コストでの運用が可能な方式として注目されています。
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