- 2021/07/08 掲載
リクルート、飲食店経営者のDXに対する興味・関心と導入状況の実態調査の結果を発表
<調査結果 要約>
〇 飲食店経営において、既にデジタルツールを一つ以上導入している飲食店経営者は62.3%、導入済みのツールは一部に限定されており、最も導入率が高いデジタルツールは「キャッシュレス決済(※3) 」(43.9%)、続いて「自社ホームページの制作 」(28.9%)、「ローカルビジネス登録サービスの活用(※3) 」(26.6%)。まだ一つも導入していない経営者は37.7%
〇 飲食店経営者の年齢層別のデジタル導入率(一つ以上導入している人の割合)は、39歳以下の経営者において77.0%と最も高く、40~59歳では61.8%、60歳以上においては54.0%であった
〇 現在「DXに興味・関心を持っている」は全体の30.9%、コロナ禍期間において「DXに興味・関心を持った」は14.3%
〇 コロナ禍(2020年4月以降)における経営課題TOP3は、「売上UP」(63.3%)、「利益(率)UP」(39.9%)、「顧客満足度向上」(25.0%)
【デジタルツールはその役割を把握した上で活用することができれば、お店の課題解決や顧客満足度向上にもつながります】
コロナ禍で飲食店を取り巻く環境は大きく変化しました。飲食店の経営者はコロナ対策や売り上げをつくるためにデリバリーなどへの対応が求められる一方で、経営判断として人員削減の必要にも迫られるなど、飲食店経営の在り方が変化しています。そんな中、今回の調査結果でも表れているように、従来の方法では難しいと考え、コロナ禍でDXに興味を持つ経営者は一定量増えたかと思います。ただ、実際の導入状況はデジタルツールによってまちまちです。デジタルツール自体への認知や知識不足、使いこなせないのではといった不安などが背景にあると考えられますが、お店が抱える課題とデジタルツールが果たす役割を十分に把握した上で活用することができれば、売り上げや利益改善につながることはもちろん、キャッシュレスやモバイルオーダーなど消費者の利便性も向上し顧客満足度向上にもつながります。DXを取り入れたお店作りは、今後ますます重要になると考えています。
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