- 2021/07/23 掲載
独ダイムラー、EVシフト加速へ400億ユーロ超投資 30年までに
他社と協力して8カ所の電池工場を建設するほか、2025年以降、新規の車体は全てEV専用にする。
オラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)はロイターに対し「2020年代の終わりまでに、全車もしくは大部分を電動車にしたい」と述べ、従来の内燃エンジン技術への投資は25年までに「ゼロに近くなる」とした。
ただ同社は、ガソリン車の販売終了時期については具体的に明らかにしなかった。ケレニウス氏は「どれだけ早く、電動車の比率を100%に近づけられるかが肝心だ」と述べた。
高級車部門メルセデス・ベンツでは、EVシフトによって26年には内燃エンジンおよびプラグインハイブリッド技術への投資が19年比で80%減少する見通しで、雇用に直接影響が及ぶという。
EVは内燃エンジン車に比べて部材が少なく、必要な労働者も少なくなる。
ダイムラーは、25年までにEVとプラグインハイブリッド車(PHV)が全体の販売に占める比率を50%に引き上げる計画で、EVがその大部分を占める見通しとした。従来は30年までにこの目標を達成する計画だった。
同社はさらに、電池能力200ギガワット時の工場を建設する計画で、このうち欧州に4カ所、米国に1カ所建設する。
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