- 2021/07/26 掲載
米ハネウェルの第2四半期、利益が予想上回る 通年見通し引き上げ
新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、国内の航空旅行需要の増加や燃料需要の拡大が追い風となった。
ダリウス・アダムチク最高経営責任者(CEO)は、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の打撃を最も受けた市場が好転したと指摘し、商業航空宇宙やエネルギー関連事業が成長を取り戻したと説明した。
最大部門である航空宇宙部門の第2・四半期売上高は8.8%増の27億7000万ドル、エネルギー産業向け部門の売上高は15%増の25億5000万ドルだった。
電子商取引企業が需要増加に対応するため自動化を加速していることも追い風となった。倉庫のオートメーション設備を扱い、アマゾン・ドット・コムを顧客に抱える部門の売上高は35%増の20億8000万ドルだった。
純売上高は17.8%増の88億1000万ドル。一時項目を除いた1株当たり利益は2.02ドルで、アナリスト予想平均の1.94ドルを上回った。
通年売上高予想を346億─352億ドルとし、従来予想の340億─348億ドルから引き上げた。1株当たり利益は7.95─8.10ドルと予想。従来の7.75─8ドルから引き上げた。
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