- 2021/08/05 掲載
JDI、純損失69億円=スマホ向け受注減―4~6月期
経営再建中の中小型液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)が5日発表した2021年4~6月期の連結純損益は69億円の赤字だった。赤字幅は、経費削減や白山工場(石川県白山市)の売却に伴って維持費を計上する必要がなくなったことなどを受け、前年同期の162億円から縮小した。一方、売上高はスマートフォン向け液晶パネルの受注減が続き、25%減の659億円にとどまった。
22年3月期の連結売上高予想については、2800億円(従来予想は2540億円)に上方修正した。自動車やゲーム向けの需要増が寄与する見通し。半導体不足の影響が薄れることや、値上げ効果も見込む。記者会見したスコット・キャロン会長は「過去最悪の部品不足だが、秋ごろから大幅改善を見込んでいる」と話した。
【時事通信社】
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