- 2021/08/12 掲載
米シティが新たな試み、中小企業と地域銀行をネットで結び付け
南東部とコロラド州にある18の銀行が対象。新規事業開発の一環として行い、手数料や金利収入は発生しない。
シティの担当幹部は「借り手と貸し手の間でどのようなやり取りがあるのかを見たい。良い反応が得られることを期待しており、データを参考にして今後の戦略を決めたい」と説明した。
シティの米国内支店は6大都市に659店が集中しており、支店数は、全米にそれぞれ4000店舗以上抱えるバンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴに比べて少ない。
コスト削減のために実店舗やスタッフを減らし、ネットで預金やクレジットカードの口座を提供しているが、これに伴い中小企業が地域の状況を熟知した融資担当者と話す機会が少なくなっている。
この試験的なプログラムにより、中小企業は融資を受けるために地域の銀行にそれぞれ行くのではなく、複数の銀行に財務情報を提出し、借り入れ条件などを比較することが出来ると説明している。
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