- 2021/09/03 掲載
米、国内ワクチン製造支援に30億ドル投資
ザイエンツ氏は「重要な供給を行う米企業に対し30億ドルの投資を行う」と表明。コロナワクチン原材料の製造業者のほか、ワクチンのバイアル充填などを行う施設などに焦点を絞り、向こう数週間以内に投資を開始する。
投資対象にはリピッド、バイオリアクター、注射針、シリンジのほか、個人防護具(PPE)なども含まれるが、ホワイトハウスは投資対象となる具体的な企業はまだ選定していないとした。
米政府が新型コロナワクチンの追加接種(ブースター接種)開始の準備を進める中、国内のワクチン需要はなお高水準にある。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、新型コロナワクチンは当初は2回の接種で済むとされていたが、3回目の接種が標準になったとしても、特段驚くべきことではないと語った。
ファウチ氏は、一部の専門家がワクチンの効果が低下する恐れがあると懸念している新型コロナウイルスの変異株「ミュー株(B.1.621)」について、「ワクチン効果が一部低下する変異株が出現したとしても、ワクチンの有効性はかなり保たれる」と述べた。
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