- 2021/09/03 掲載
菅首相が退陣へ 市場は株高・円安で反応 「新風」期待と不透明感
[東京 3日 ロイター] - 菅義偉首相が退陣の方向となり、金融市場は株高・円安で反応している。日経平均は一時、前日比500円を超える上昇となり、2万9000円台に乗せたほか、TOPIXは年初来高値を更新し、1991年4月以来の高水準。ドル/円はわずかに円安となり、110円台を付けた。
菅義偉首相は3日午前、自民党の臨時役員会で総裁選挙に立候補しないことを表明した。出席した複数の党幹部が明らかにした。今月末の総裁任期までは職務を続け、新型コロナウイルス対策を優先するという。
また共同通信は関係者の話として、菅首相が辞任する意向を固めたと伝えた。
市場では「(政界に)新しい風が吹くことへの期待が出ている」(国内運用会社)と声が聞かれる一方、今後の政局の不安定化に警戒感が示され、「円売りが進んでいるようだ」(国内証券)との指摘もあった。
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