- 2021/09/16 掲載
NTTドコモと東急バス、バス車内の混雑平準化に向けた実証実験用アプリを提供
「新たな生活様式」の実践として、人々の密集や混雑の回避が求められるなか、特定のバス車両に乗客が集中することで、各バス車内の混雑度にバラつきが生じるといった課題があります。
本アプリでは、バス停で乗車を見送れば混雑度の低い「おすすめバス」が数分で到着すると見込まれる場合、それをプッシュ通知でアプリ利用者のスマートフォンにお知らせします。プッシュ通知に従って混雑しているバスの乗車を見送っていただいた方に、dポイント(期間・用途限定)を進呈します。「おすすめバス」への乗車を案内する際には、ドコモが実用化に向けて検討を進めている行動経済学の「ナッジ(※2)」を活用したメッセージ配信により、人々の潜在ニーズに働き掛けることで、本アプリ利用者が混雑を避け、少しでも快適にバス移動ができるよう後押しします。
本実証実験では、「ナッジ」を活用したメッセージを配信することで、混雑したバスの乗車を見送るなど、お客さまの行動を変えるきっかけとしての効果を検証することを目的としています。実証実験の第1弾では、バス停のデジタルサイネージへメッセージを配信していましたが、本アプリの提供で利用者一人一人の状況やバスの混雑度に合わせてメッセージを配信可能であるため、より高い混雑緩和効果が期待されます。
また、車内混雑が予想される時間帯に、周辺施設へ来店を促すメッセージ配信も今後、計画しています。
加えて、本アプリでは「おすすめバス」の案内だけでなく、東急バスが保有するリアルタイム運行情報(※3)を活用し、バス停への接近情報やバス車内の混雑情報をリアルタイムに把握できます。現在の混雑情報に基づいて、本アプリ利用者が混雑を回避して、より安心・快適な移動手段を選択することも可能です。
今後も、ドコモと東急バスは、本実証実験を通じて、バス車内の混雑平準化を図るとともに、公共交通の 利便性向上に貢献してまいります。
※1 実証実験の第 1 弾については、報道発表「バス車内の混雑の平準化に向けて行動変容を促す実証実験を開始」(2021 年 3 月 23 日)を参照ください。(https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_210323_00.pdf)
※2 ナッジ(nudge:そっと後押しする)は、人々が自身にとってより良い行動(例:健康促進、疾病予防)を自発的に選択できるよう促す取組みを指す行動経済学用語であり、人々の行動変容を促す上で費用対効果が高く世界的に注目を集めています。
※3 東急バスのリアルタイム運行情報サイト (https://transfer.navitime.biz/tokyubus/pc/map/Top?window=busLocation
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