- 2021/09/29 掲載
パナソニックなど、物理的な鍵をクラウド顔認証で管理する顔認証・鍵管理サービス開始
両社で開発・製造したシームレスなデザインの顔認証を搭載した鍵管理機に加え、国内トップシェア(※2)を有するクマヒラの鍵管理システムとパナソニックの世界最高水準(※3)の顔認証技術を活用した顔認証SaaSプラットフォーム KPASクラウドを組み合わせた新たな鍵管理の運用をご提案します。なお、クラウドによる顔認証を用いた鍵管理は鍵管理業界初(※4)のサービスです。
■鍵管理業務について
鍵管理業務とは、マンションやオフィスビル、インフラ施設に出入りする外部利用者への、電気室など重要な施設や設備の鍵の受け渡し、返却・保管までを管理する業務です。
これまで鍵管理台帳をもとに現場の管理者が行っていた、鍵の「保管」、利用者の「制限」、取り出しと返却の「記録」といった管理業務の手作業を、鍵管理サービスで運用・管理することにより、管理の正確性と効率性を高めることができます。
■パナソニックとクマヒラの顔認証・鍵管理サービスの特長
1. シームレスなデザインで顔認証機を鍵管理機に搭載
高い信頼性と豊富な実績を誇るクマヒラの鍵管理機本体と顔認証専用のカメラを内蔵したパナソニックの顔認証機をシームレスなデザインで組み合わせ、顔認証を搭載した新たな鍵管理機を提供します(※5)。個別収納型の鍵管理機と、鍵や重要物の大量保管が可能なオープン収納型の鍵管理機の2種類の鍵管理機で運用や設置環境に応じた選定が可能です。
2. 世界最高水準の顔認証で鍵の盗難・不正利用を低減
現行の鍵管理システムでは、鍵の受け渡し、返却・保管においてICカードやQRコードなど許可証を利用者に対して発行しており、これらの紛失や不正利用が発生し、セキュリティ上重大なインシデントに繋がる恐れがありました。今回、パナソニックの世界最高水準の顔認証技術を活用することで、許可証の発行業務を無くし、鍵の盗難・不正利用を低減できます。
3. どこからでも利用者の登録・管理や設定が可能
セキュアなクラウドによる顔認証で新たな鍵管理の運用を提供します(※6)。鍵の管理運用者は専用端末でなくても遠隔操作で顔情報の登録や設定をすることができ、現場に管理者がいなくても鍵の受け渡し、返却・保管ができます。また、パナソニックの顔認証SaaSプラットフォーム KPASクラウドで顔情報の登録や管理をするため、マンションやオフィスビル、インフラ施設などで拠点専用のサーバがなくても、拠点での利用許可に紐づいた鍵の貸し出しや利用が可能です。
今後も両社のもつ製品・サービスとの連携をより一層強化し、共創によって企業のお客様の現場に寄り添ったシステムをご提案することで安全性・利便性の向上を目指し、ビジネスの成長をサポートしてまいります。
顔認証・鍵管理サービス サイト(https://biz.panasonic.com/jp-ja/products-services_kagikanri)
※1 プレスリリース(2021年3月3日)パナソニックとクマヒラが顔認証技術を活用した鍵管理サービスの事業共創を開始
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/03/jn210303-1/jn210303-1.html
https://www.kumahira.co.jp/news/2021/03/post-31.html
※2 富士経済「2020 セキュリティ関連市場の将来展望」において。
※3 2017年4月28日に公開されたNIST公式の評価レポート(IJB-A Face Verification Challenge Performance Report、IJB -A Face Identification Challenge Performance Report)において世界最高水準の評価を得た後もさらなる顔認証技術の強化で認証精度向上とエラー削減を続け、NIST「FRVT 1:1」(2021年8月2日発行)の「Ongoing Face Recognition Vendor Test」においても、世界最高水準の評価結果を得ております。
※4 2021年9月29日時点、パナソニック、クマヒラ調べ。
※5 顔認証を搭載した鍵管理機本体、設置・システム構築費として初期費用が発生します。
※6 顔認証クラウド利用費として月額費用が発生します。
関連コンテンツ
PR
PR
PR